再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ダウンロードリンク
★YouTubeにてアニメ版(ただいまお休み中)
■08/06配信 米Apple、同社2024年度第3四半期(2024年4〜6月期)の業績を発表 ー iPadやサービスが好調で増収増益に、セブン-イレブン、Appleアカウントにチャージで10%還元 最大5000円分、Appleの使う用語を確認できる「Apple Localization Terms Glossary」、X、Twitter for Macユーザーに対し「X」アプリへアップデートするように通知、Apple IIとファミコンを物理スイッチで切り替え可能な変態マシン、平安神宮、現存する日本最古の電車の修復費用をクラウドファンディングで募集、のニュースをとりあげました。
★Podcast番組"Apple CLIP #799 日本語Macを作った男"
★好評発売中"#One Button Tunes 2007-2012 〜ワンボタンの声オープニング&エンディング曲集〜"
★iTunes storeにてくちびるプリーズダウンロード販売中
monstar.fmでもダウンロード販売中
・配信をお聞きいただいた方にだけわかる補足リンク
・
番組ではリスナーのみなさんからのコメントをお待ちしております。
8月のテーマはワンボタンの声公開録音の思い出
過去に当番組の公開録音に参加いただいた時のお話や
まだ一度も参加したことはないけど イベントに対する質問やご希望などをお待ちしております
もちろん、初Mac体験についての投稿がまだだったという方もお待ちしております。このエントリーの下の方にある"comment"ボタンからコメントでお願いいたします。(コメントは管理者承認後に公開になりますので非公開のままを希望される場合はその旨も御書き添えください)
※コメント投稿時にエラーメッセージが画面に出る場合がありますが大抵無事投稿が完了しています。 不安な方は再投稿してください。 本文中に長いURLなど"/"(スラッシュ)が多用されているとエラーになる傾向がありますのでその場合短縮URLサービスをご利用ください。
※Seesaa.netブログサービスが行っている国外IPからの書き込みを許可しない設定を当ブログでは解除しております。 その代わりお名前、メールアドレス、本文のいずれも空欄にしたままの投稿はできません。
Apple Localization Terms Glossaryに関する記事が紹介されたので之に関連した話です(いつもながら長文)。
私はMac用やオープンソースのアプリを、趣味でローカライズしてきた、日曜ローカライザーです。
アプリのローカライズなんて特殊な世界だと思いますが、何事も奥は深いと思います。少し紹介させてください。
Kishikawa KatsumiさんのApple Localization Terms Glossaryは、とても便利で、利用させてもらっています。日本語だけでなく、各国語に翻訳(多言語化)するときに便利なので、とあるアプリのローカライズ(翻訳)コミュニティでも先日紹介したところです。
クラシックOS時代は(@yamamuraさんはご存知と思いますが)、AppleのResEditを使えば、比較的簡単にローカライズができました。クラシックOS時代は、Macのファイルはデータとリソースに分けて扱われていました。Macに拡張子がなかったのも、ファイルの種類やアプリの情報がリソースフォークに保存されていたためでした。
余談ですが、
この時代はユニコードでは無く、DOS/WindowsもMacもいわゆるシフトJISベースでした。MicorosoftとAppleとで文字コードの一部に「方言」があったりで、英語のアプリを使うと「"」とか「c」が半角の「ノ」とか「モ」に化けたり、DOS/Windowsユーザとファイルをやり取りすると、文字が「(月)」とかに化けた時代です。日本語ローカライザーでもあるBuskeさんのNoMeMo Bustersなんていうアプリもありましたね。
現在のmacOS(OS X)でもこの考え方は別の形で残っていて、Mac用の多くのアプリでは、アプリケーションパッケージと呼ばれる構造になっています。パッケージの中に従来の「データ」や「リソース」を収めています。アプリケーションフォルダの中にあるいろいろなアプリを右クリックして「パッケージの内容を表示」させてください。それがわかります。(内容を勝手に変更するとアプリの再インストールが必要になるので気をつけてください)
開発環境や使用言語によっても違うのですが多くのアプリでは Contents > Resources の階層にある、各言語用「〜.lproj」(ローカライズドプロジェクトの略?)フォルダ内にある「〜.strings」(文字列)というテキストファイルが、アプリの各所で使われている文字のデータになっています(xml形式のテキストファイルです)。en.lprojは英語、ja.lprojが日本語用のリソースを収めています。
macOSも時代によりローカライズの手法はさまざまです。
Mac OS Xと呼ばれていた時代には、「en.lproj」を複製して「ja.proj」フォルダを作成し、その中のファイルをXcode開発環境にあったインターフェースビルダを使って、比較的簡単に日本語化することができました。
セキュリティ的に問題があるのでしょう。Xcode 15以降で多言語対応する場合は、「Strings Catalogs」という仕組に変わっています。
アプリ開発者が「String Catalogs」を作成、各国語用の「〜.xcloc」(Xcodeローカライゼーションパッケージ)を各言語のローカライザーに翻訳してもらう、という手順です。
Appleはアプリの多言語化などは、近い将来AIが行なうと見込んでいるのかも知れません。というのもAppleの開発者サイトに以前あった、ヒューマンインタフェースガイドラインから、多言語化(翻訳)に必要な用語のガイドラインなどが最近削除されてしまっているからです。ChatGPTなど生成AI、DeepLなどの機械翻訳の進展をみていると、私もそう思います。ただし、アプリの翻訳という分野については、英語とかなり言語構造が異なる日本語への翻訳は、現状の機械翻訳ではまだまだです。
クロスプラットフォームのアプリのローカライズでは、また別の悩みなんかあるんですが、長くなるので別の機会にでも
長文乱文失礼しました。これからもいろいろなお話を楽しみにしています。